2013年3月15日金曜日

2Dスタイルとなった3DS「Castlevania - Lords of Shadow - 宿命の魔鏡」プレス体験会レポート。シリーズ最

 2013年3月20日にKONAMIが発売するニンテンドー3DS用ソフト。同作のプレス向け体験会が,柧?銀座にある「ヴァンパイアカフェ」で2月26日に開催された。


 ヴァンパイアカフェは,吸血鬼ドラキュラの館をイメージしたレストランで,本作のイメージにはピッタリの場所。こちらでは,本作の世界観をイメージした4種類のタイアップメニューが3月18日から4月30日まで提供される予定となっている。体験会では,それらメニューも来場者に振る舞われた(料理の写真は末尾に掲載)。

会場となったヴァンパイアカフェ。ドラキュラ伯爵の館をイメージしているだけあって,体験会にはうってつけの雰囲気だ

進行役のお二人も雰囲気バッチリ。写真右はヴァンパイアカフェの主であるローズ伯爵である
 「Castlevania - Lords of Shadow - 宿命の魔鏡」は,2010年にリリースされた「キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ」( / )の正統な続編で,同作の25年後を描いた作品となる。ドラキュラと化した前作の主人公 ガブリエル?ベルモンドの息子のトレバー?ベルモンドを始め,ディスクシステム版「悪魔城ドラキュラ」(1986年発売)の主人公 シモン?ベルモンドやアルカードなどを操作し,ドラキュラに立ち向かうアクションゲームだ。近年のシリーズ作品に見られる3Dスタイルから,ファンからの要望が多かった2Dのスタイルに回帰し,その内容も探索型のスクロールアクションとなっている。


※画面は過去に公開された開発中のものです

 会場では,KONAMIの欧州開発スタジオプロデューサー デイブ?コックス氏からのビデオレターも上映された。コックス氏から寄せられたコメントは,以下のとおりだ。

「欧州目線で見た新たな発想によって作られた『悪魔城ドラキュラ』。この新しい世界観で繰り広げられる,ベルモンド一族対ドラキュラの血で血を洗う壮絶な戦いを,本作でご堪能ください。本作は古き良きファミリーコンピュータやスーパーファミコン時代の作品のように,横スクロールの探索型アクションを意識して作っています。悪魔城ドラキュラは日本のスタッフによって開発され,日本独自の味付けが施されてきたゲームだけに,本作がみなさんの目にどのように映るか非常に楽しみです。本作の開発チームMercury Steam Entertainmentは,悪魔城ドラキュラという作品に対してただならぬ熱意を持っているだけに,彼らと共に作りあげたこのシリーズを,ファンの皆様に気に入っていただけることを,心から祈っております」


 さてここからは,会場で試遊できた本作の簡単なプレイレポートをお届けしよう。今回試せたのはマスターアップした完成版で,製品とほぼ同じ仕様のものだ。

 まずはチュートリアル。本作では,ガブリエルがプレイヤーキャラクターとして登場する“前作の1年前を描いたプロローグ”がチュートリアルとなっていた。挿入されるムービーが写実的なCGではなく,トゥーンレンダリングによって描かれていたのが印象的だ。

 前述のとおりゲームシステムは,前作とは大きく異なる2Dのスクロールタイプのアクションゲームである。ただしグラフィックスはドット絵ではなく3Dモデルを使ったもので,キャラクターの動きは非常に滑らかなものになっていた。
 主人公の主武器となるムチには,通常攻撃(Yボタン)と範囲攻撃(Xボタン)があり,それぞれうまく使い分ける必要がある。正面を攻撃するときは通常攻撃,後方や上空の敵を攻撃する場合は,ムチを後方から前方へ大きく振りかぶる範囲攻撃といったところだろうか。通常/範囲攻撃は,ボタンを連続して押すことでコンビネーションにもなる。多くの敵は一撃で倒せないので,コンビネーションによる連続攻撃が基本となるだろう。

本作の基本操作はこのようになっている。キーアサインは,オプションで変更可能だ
 敵からの攻撃は,Lボタンでブロックするか,ブロックできない攻撃はスライドパッド下+Lボタンで回避する。敵の攻撃をジャストなタイミングでブロックすると敵がひるみ,こちらからカウンター攻撃を叩き込むこともできる。
 敵が弱ってスタン状態になっているときにRボタンを押せば,敵を掴んで引き寄せ,そのままトドメを刺せる。トドメのアクションは敵によって変わるが,このあたりは3Dグラフィックスならではといったところだろう。
 そのほか,Aボタンでサブウェポン,十字ボタンの左右で特殊能力が使えるが,これらはゲームを進めることで取得できるものだ。敵を倒すと経験値が入り,主人公のレベルによって新しい技が開放されていくという要素があることも覚えておきたい。

 なお本作には複数のプレイヤーキャラクターが存在しており,それぞれのシナリオをクリアしていくことで,物語の全貌が明らかになる仕組みとなっている。最初は,前述のプロローグから57年後の世界で,シモン?ベルモンドが活躍。本作のメインビジュアルにも登場している,髭をたくわえた赤い髪の巨漢であるシモンが,やはりムチを武器に戦う。
 ステージはかつてニンテンドーDSでリリースされたのように,前後(左右)や上下にマップを往来できる構造で,主人公が一度通った場所は,3DSの下画面のマップに表示されていく。ステージには特殊能力などを使用しないと進めない場所もあり,マップにはそういった条件を記録しておくためのマーカーとメモの機能も用意されていた。このあたりは,本作の面白さの一環を“探索”が担っていることを感じさせる仕様である。

 本作をプレイして,ただ攻撃するだけでなく,ブロックなどのアクションを織り交ぜて敵との駆け引きを楽しめるあたりに“前作に近い”という印象を受けた。2Dスタイルになってはいるものの,ドット絵時代のシリーズとはプレイフィールは異なり,ある程度腰を据えて遊び込める内容だと感じられたのだ。
 今回,難度設定はデフォルトのままプレイしたが,rmt,それでもほどほどに歯ごたえがあった。これが難しい場合も,ゲーム中に難度の変更ができるので問題ないだろう。



 シモン?ベルモンドが登場,骨を投げるスケルトン,肉を取って回復する主人公といったお馴染みの演出も多々盛り込まれ,シリーズのファンならニヤリとしながら楽しめるはず。本作から27年前に発売されたシリーズ第1作「悪魔城ドラキュラ」は3DSのバーチャルコンソールで配信されているので,同じハード上で元祖と最新作を遊び比べてみるのも面白いかもしれない。

コラボレーションメニュー


「月夜に照らされた漆黒の呪い?悪魔城の幻影?」?チキンの彩り野菜のグーラッシュ サワークリーム添え?(1100円)。グーラッシュとは,ゲームの舞台となるドラキュラ伝説で知られるトランシルヴァニア地方の煮込み料理のこと。棺桶型のトレーに城をかたどったパウダーアートが施されている

「宿命の魔境?ベルモンドの悲劇?」?フランボワーズのパンナコッタ 4種ベリーとアングレーズのソース?(650円)。十字架をモチーフにしたパンナコッタで,ベルモンド一族の悲しい宿命をイメージ。本作の武器であるムチがチョコレートソースのデコレーションで描かれている

「トレバー?ベルモンドの決意」(850円)。主人公の1人,トレバーの鎧のカラーである緑をイメージしたウォッカベースのカクテル

「復習のシモン?ベルモンド」(750円)。シモン?ベルモンドのイメージカラーの赤を,クランベリーやブラッドオレンジで表現。父の遺品のペンダントをデコレーションで再現したノンアルコールカクテル


配信元サミーネットワークス配信日2013/02/25

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>


株式会社サミーネットワークス(本社:柧┒几矍?代表取締役社長 CEO:里見 治紀)は、2013年2月25日(月)にPC向けオンラインゲーム?777TOWN.net,ドラクエ10 RMT?におきまして、サミー株式会社(本社:柧┒钾N島区 代表取締役社長 COO:青木 茂)のパチンコ機種「ぱちんこCR北斗の拳5 覇者(体験版)」を配信いたします。

「ぱちんこCR北斗の拳5 覇者」のご紹介

(C)武論尊?原哲夫/NSP 1983 版権許諾証GT-706
(C)Sammy
剛掌、相伝。
覇者が動く時、歴史が動く。


剛掌の正統後継機が遂に登場です。

北斗シリーズ史上最多登場キャラに加え、サミーパチンコ史上最高のCGクオリティとなっています。

バトルモード、大当り中は全て右打ちと、正に覇者の名に相応しいインパクトになっています。

大当り高期待の5大チャンス演出は必見です。

この機会に最新パチンコ機種をご堪能下さい。


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Inno3D,液冷システム搭載のGTX TITANカードを発表。GTX 680用液冷システムを転用して独自開発 「スーパー

 香港Inno3Dは,3月5日から9日までドイツのハノーバーにて開催されたIT関連見本市「CeBIT 2013」にて,GeForce GTXシリーズの最上位GPU「GeForce GTX TITAN」(以下,GTX TITAN)を採用した,液冷システム搭載グラフィックスカード「i-Chill GTX Titan Accelero Hybrid」を公開。今月中に販売を開始すると発表した。メーカー想定売価は1099ドル前後,DQ10 RMT。GTX TITANの供給が逼迫しているため,当面は極少量の流通になるとの見通しだ。


液冷ユニットの電源は,ストレージ用の4ピンコネクタを流用
 同製品はArcticのGeForce GTX 680用液冷ユニットを採用。カード上の冷却機構が,PCケースの120mmファン取り付け部に装着可能な一体型ラジエターと接続されている。液冷ユニットの電源には,ストレージ用の4ピンコネクタを流用する。これにより,ドラクエ10 RMT,グラフィックスカードの駆動電力にして,最大350Wの製品までサポートできるようになったという。

 Inno3Dは今回,GTX TITAN搭載製品でのパフォーマンス比較データを公開していない。その代わりに,参考として発売済みのGTX 680搭載製品でのデータを展示し,その静音性と冷却性能の高さをアピールしていた。


 GeForce GTX TITANは,GPUの消費電力や温度に余裕がある場合にクロックを引き上げる「GPU Boost 2.0」を備えている。しかし,実際にはGPUの動作温度がたやすく上限に貼り付いてしまい,性能向上につながらないことが多い。それだけにInno3Dでは,GTX TITANは液冷ユニットの採用によって,さらなる性能向上が期待できるとしている。


NVIDIAのリファレンス液冷カードはどうなった?


 ちなみに,NVIDIAはGTX TITAN発表のときに,NVIDIA自身による液冷ユニット付きリファレンスカードの開発を検討していることを,明らかにしていた。そうした理由からCeBIT 2013開催前には,OEMパートナー各社からGTX TITANの液冷モデルが登場するのではないか……と期待されていたものだ。

 ところがInno3Dが発表した製品は,そのリファレンスカードではなく,独自開発の製品だ。その理由について,Inno3D グラフィックス事業担当副社長のスタンリー?ウォン氏は,「当初計画されていたリファレンスカードについては進捗がない。そのため,自社開発のものを先行させることにした」と述べている。
 同様の話は,Inno3D以外の複数ベンダーからも聞こえている。リファレンスカードを基にした液冷のGTX TITAN搭載グラフィックスカードが,各社から続々と発表される……という状況が来ることは,当分なさそうだ。
 バンダイナムコゲームスは本日(2013年3月6日)付けで,同社が3月14日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフトの最新情報として,新たな戦闘シーンのスクリーンショットを公開した。
 今回は,「SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors」に登場する雷装 張飛ガンダムが使用する“爆裂大雷蛇”や,同じく鬼牙装 関羽ガンダムが使用する“鬼牙百烈撃”などが初公開されたほか,「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」マークドライツェン「リーンの翼」オウカオーなど,「スパロボ」シリーズに初参戦となる機体を中心にしたスクリーンショットが多数届いているので,それぞれ紹介しよう。
 また,イベント発生時などに見られる原作を再現したアニメーションのカットも公開された。本作のファンはさっそくチェックして発売に備えよう。



SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors

機体:鬼牙装 関羽ガンダム
パイロット:関羽
使用武器:鬼牙百烈撃



機体:雷装 張飛ガンダム
パイロット:張飛
使用武器:爆裂大雷蛇



劇場版マクロスF ?イツワリノウタヒメ?
劇場版マクロスF ?サヨナラノツバサ?


機体:マクロス?クォーター強攻型
パイロット:ジェフリー?ワイルダー、ボビー?マルゴ、キャサリン?グラス
使用武器:マクロス?アタック



蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH

機体:マークドライツェン
パイロット:羽佐間カノン
使用武器:ルガーランス



機体:マークツヴォルフ
パイロット:立上芹
使用武器:ショットガンホーン



HEROMAN

機体:MR-1
パイロット:ドクターミナミ
使用武器:電磁パルス砲



劇場版マクロスF ?イツワリノウタヒメ?
劇場版マクロスF ?サヨナラノツバサ?


機体:VF-27γルシファーF?SP
パイロット:ブレラ?スターン
使用武器:ビームガンポッド



リーンの翼

機体:オウカオー
パイロット:シンジロウ?サコミズ
使用武器:オーラフレイムソード



忍者戦士飛影

機体:零影
パイロット:イルボラ?サロ
使用武器:忍者刀




戦闘シーン以外にも、イベント発生時などには原作を再現したアニメーション演出がはいることもあります。


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2013年3月1日金曜日

[E3 2008#23]「Battlestations:Pacific」は,日本軍キャンペーンも用意されたWW2アクション _1

 前作(邦題 バトルステーションズ:ミッドウェイ 日本語版)は,何度か発売元が変わるうちにリリースが遅れ,2007年1月に欧米でリリースされたときには,すでにフレッシュさを失っていた不幸な作品といえる。それでも,よくある「フライトコンバット」とは異なり,戦闘機ばかりでなく軍艦や潜水艦などをワンクリックで自在に変更し,操作できる手軽さと壮大さを評価したゲーマーは,決して少なくはなかった。  そのファン達はやがてオンラインコミュニティを形成し,このゲームをより面白くするために,ゲームプレイや設定に関する改善を要求,ドラゴンクエスト10 RMT。それに耳を傾けたEidos Interactiveが,前作の発売後かなり早くから開発に着手していたのが,会場の専用ブースでプレイアブルな形で展示されていたである。  Battlestations Pacificでは,前作同様ミッドウェイ海戦から沖縄上陸作戦までを追う米軍キャンペーンが用意されているほか,新たに真珠湾攻撃から始まる“日本軍キャンペーン”も追加されているのだ。前作では,キャンペーンモードは米軍の視点から書かれたものだけで,日本軍は単体のシナリオでしかプレイできなかったので,これだけでも続編としては大きな進展となる。しかも,プレイヤーの腕次第では,太平洋戦争の結果すらも変えられるようになるとのことだ。  「日本軍が,ミッドウェイなどの局地戦で勝利していたら,いったいどのような展開になっていただろうか」という命題は,開発しているEidosのハンガリー支部の開発者達にも興味のあるところだったらしく,アジア史の教授をアドバイザーに迎えるなどしてキャンペーンを構築していったという。その内容は発売されるまでのお楽しみ,ということになりそうだが,日本人としても黙って見過ごしてはいられないゲームといえそうだ。  今回のデモで行われていたのは,パプアニューギニアの首都,ポートモレスビーの攻略作戦。巡洋艦と共に展開していた零戦を使い,連合軍のハンガー3か所を破壊するというもので,敵の砲火を浴びながらも爆撃を続ける爽快感は前作どおり。今回は陸軍も登場し,基地の内部を右往左往していたところを見せてもらったが,実際に兵士ユニットを師団レベルでコマンドできるようにもなっているという。これに関してデモを担当していた開発者は多くを語ってくれなかったものの,米軍の場合には水陸両用船から歩兵を上陸させたり,落下傘部隊で日本軍の裏をかいたりといった行動がとれるようになるらしい。  Battlestations Pacificでは,前作で登場した60種に及ぶユニットに加えて,ドラクエ10 RMT,日本軍の搭乗型特攻兵器「櫻花」を含む21種類が追加されるなど,全体的にボリュームアップ。マルチプレイモードでは,マップがスケーラブルになっており,参加プレイヤー人数によってマップの大きさも変化するという機能が考慮されている。まだ具体的な発売日は正式に発表されていないが,今年中の完成は十分にあり得るのではないだろうか。
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