2013年2月20日水曜日

極私的コンシューマゲームセレクション:第10回「コール オブ デューティ 3」_4

。ミッション内容は歩兵戦闘ばかりでなく,ジープに乗っての敵陣駆け抜け,戦車戦,潜入工作などそれなりに用意されている。ストレートにプレイするとおそらく10時間前後で終わるだろうが,後述するようにプレイスタイルにかなりの幅があるので,人によってはもっとかかるかもしれない。ボリューム的には十分という雰囲気だ。  登場するのは,アメリカ軍パートが第29歩兵師団のニコルズ二等兵。ノルマンディーの上陸作戦そのものは出てこないが,その後サンロー,ファレーズ?ギャップ,シャンボアといった著名な激戦地をくぐり抜け,パリ入城を目指すのである。ちなみに,Diablo3 RMT,そのスジの人にはファレーズ?ギャップよりはやはりファレーズ?ポケット,もしくはファレーズ包囲戦のほうがピンと来るような気がするが,マニアってイヤね。 イギリス軍を受け持つのはドイル軍曹。彼はPC版の(2004年)のイギリス軍パートにも登場したSAS隊員で,ランカスター爆撃機で敵中に降下し,"マキ"と呼ばれるフランスレジスタンスに協力して破壊工作を行う。ユナイテッド オフェンシブに登場したイングラム少佐なども出演しているので,同作をプレイした人なら思わずニヤリといったところだが,再会してそんなに嬉しい相手かというと微妙。ただのおじさんですからね。 ……と,片っ端から説明しても仕方ないので,カナダ軍のコール二等兵,ポーランド軍のボハターについては,ぜひご自分の目で確認していただきたい。 各パートの合間にはカットシーンが挿入され,例えばニコルズの属する分隊でのマッカリン軍曹とグッツォ伍長の対立や,兵士の成長といった物語,また伝説の戦車兵“ブラックバロン”を追うポーランド戦車指揮官といったストーリーが描かれ,プレイヤーをゲームの中にグイッと引き込んでいく。このあたりの人物描写や演出は,筆者が歳のせいで涙腺が緩くなり,いろんなことに感動しやすいということを差し引いても,さすがである。 イギリス降下部隊のイングラム少佐やドイル軍曹など,以前のシリーズに出ていた人物も登場し,ファンを喜ばせてくれる。アメリカ軍分隊内でのマッカリンとグッツォの対立など,ストーリーはドラマチックだ。オススメはマキ(フランスのレジスタンス組織)の女性兵士,イザベル?デュフォンティーン。いや,勧められても困るだろうけど ■ゲームを盛り上げる見事な演出と戦闘システム ゲームシステムは,PC版のCall of Duty
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